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東村山(笑)劇場

東村山市議会の議事録から、「草の根」会派(現在、矢野穂積・朝木直子両「市議」が所属)の“大活躍”ぶりを抜粋して記録するためのブログです。

厚生委員会(請願審査)

厚生委員会記録(第4回)
平成21年10月23日(金) 午後2時3分~午後3時35分



〔議題1〕21請願第4号 学童クラブで障害児枠の弾力的な受け入れができるような見直しを求める請願

◎福田委員長 21請願第4号を議題といたします。

  本請願につきましては、今回が初めての審査となりますので、事務局より朗読をお願いいたします。

(事務局朗読)

◎福田委員長 朗読が終わりました。

  質疑、御意見等ございませんか。朝木委員。

○朝木委員 今回、この21請願第4号が当厚生委員会に付託されたわけでありますけれども、放課後対策として、私ども草の根市民クラブは、新ボップ方式というものをずっと提案してきたわけでありますけれども、請願者の意向としては、6号は放課後教室、この4号は児童クラブに関するものでありますけれども、いずれにせよ、放課後教室、または児童クラブのどちらかは、発達障害児が利用できるようにしてほしいという趣旨のものであります。

  本来、利用者、児童の側からすれば、放課後教室も、児童クラブも、基本的には同じ趣旨の制度でありますから、6号と4号を切り離して別委員会で審査するのはいかがなものかなというふうに思います。先ほどの新ボップ方式、これはもう私の母の時代からずっと提案をし続けてきたわけでありますけれども、こういう児童クラブや放課後教室の制度のあり方自体も視野に入れて、4号と6号は合同でやるか、どちらかに付託がえをするかということで、一括で審査をするべきではないかと思いますが、それだけ意見として申し上げておきます。

〔中略〕

◎福田委員長 再開します。

  朝木委員。

○朝木委員 では、伺いますが、障害児枠が定員いっぱいだった場合には、例えば、仮に1人でもふやそうというふうに弾力的な受け入れができない理由というのは、職員配置の問題ですか。今できていないという現状があると思うんですけれども、その理由は。

△野口児童課長 職員配置の問題もありますし、また、建物、ハード面、広さとか、そういうところ、それから、今現在入っている在籍数の問題も含めて困難ということであります。

○朝木委員 それで、一番初めに戻るんですけれども、私が先ほど言った意見に戻るんですけれども、結局、今学童いっぱいいっぱいですよね、障害児枠も、そうでない枠も。今後のことも考えていくと、1人、2人の弾力受け入れをするかどうかということを、今、現状そういうことで対応していると思うんですけれども、今後それじゃやっていけないんじゃないかなというふうに、待機児がふえていくんではないかなという意味で、私は前から新ボップ方式みたいな、ロッカー方式みたいなことを提案してきているんですけれども、前の厚生委員会のときから。今のやり方ではもう限界があるんではないかなというふうに思うんですが、所管としては、今後のことも含めてですけれども、このやり方でずっと需要に対応できるというふうに思われているのかなって、その辺御意見を伺いたいんですけれども。

△野口児童課長 御指摘のように、放課後児童対策というくくりでいろいろな方法があろうかと思われます。また、今いろいろな他市でもそういう、例えば民間のほうでそういうのをやってきているところも聞いたこともあります。

  ですから、そのあたりは、近年になって、今まで以上に児童クラブを希望される割合というのが高い傾向に、少なくとも東村山市はなっておりますので、それに受け皿としてどういうものがあるかというのも研究しなきゃいけないものだとは思っております。

  ただ、現状として、東村山市の中で受け皿というのが児童クラブに限定されてしまっているところもありますので、そのあたり、ハード面のところでまずは整備のほうを、優先順位を1番として取り組んでいるところであります。

○朝木委員 やはり、小学生ですから、1年生はちょっと別かもしれませんけれども、小学生なのに、放課後教室のあり方というか、児童クラブのあり方ももうちょっと柔軟に考えていいんではないかなというふうに思うんですけれども、例えば、所管のほうで研究というか、新ボップ方式も含めて、どういうふうな今まで検討なり、研究をされてきたのか、その辺を伺っておきたいんですが。

△今井子ども家庭部長 経過から申し上げれば、私も平成12年度ぐらいに児童課に所属しまして、受け入れ等でいろいろと議論させていただいたり、職員、あるいは住民の方とお話をさせていただいた経過があります。そのころ受け入れた人数が、多分800程度だと思うんです。今、現在1,160名ぐらいですので、その当時と比べて、400名近くは、かなり広げてきた経過もありますし、障害児の、先ほどのお話の中にもありましたけれども、受け入れの人数もふやしてきた経過がございます。ということで、それなりに所管としては、住民の皆様の御要望におこたえしてきたというふうには考えております。

  ただ、たしかその平成12年のころも、委員おっしゃられるお話もたしか伺っていたことありますし、市の中でも研究ということで、世田谷のほうにも訪れたことございますが、残念ながら統一的な歩みというか、市としてそういう資源を利用した統一的な対応というのは、残念ながらまだできていないようですが、ここで回田の教室を貸していただく、あるいは、22年度に向けて学校の敷地なり、そういうものを協力して児童クラブに使わせていただくような流れはございますので、一つの流れはできてきたのかな、ある意味では、市の統一的な対応というか、そういう面では、前進をしてきているのではないかなと考えております。

○朝木委員 今、部長がおっしゃったように、時代が変わってきているわけですよ。という意味で、今までのやり方と発想を変えていかないと、保育園も一緒だと思いますが、発想を変えていかないと、ちょっと無理があるのではないかなというふうに思います。

  それから、先ほどの新ボップの件も、もう一回きちんと研究をしていただきたいなと強く要望して終わります。

〔中略〕

◎福田委員長 ほかに。朝木委員。

○朝木委員 先ほど、新ボップの話を要望として研究してくださいねというふうに申し上げたんですが、例えば、大岱小では今、放課後児童健全育成事業やっていて、この請願の6号を見ますと、障害児受け入れていないというふうに書いているようですけれども、午前中の文教委員会では、受け入れないことはないよという、受け入れますよという答弁があったようですけれども、それも含めて、教育委員会との連携というのはなぜしないで、ばらばらにやっているのかなと思うんですが、何で連携してやっていかないんですか。

△今井子ども家庭部長 先ほど、平成12年の話で、世田谷の話ありましたけれども、その当時は一緒に行きました、教育委員会も。それと、昨年からことしにかけての教育委員会との連携については、とれていると思います。

  ただ、施策の統一的なという御指摘では、そこの大きなくくりでは、まだ、そういう意味では共通のテーブルには立っていないとは思っております。

○朝木委員 なぜというか、やったらやっていませんということでしょうけれども、全然難しい話ではないんであって、難しいですか。どうして難しいんですか。

△今井子ども家庭部長 委員の御指摘される、その世田谷のやり方に向けては、まだ統一的な、教育委員会と我々との連携はとれてないというお話……

○朝木委員 新ボップ方式についてという具体的なことよりも、要するに放課後事業についての、児童クラブも含めて、一体的にどうして連携して一緒にやっていけないのかなというふうに思うんですが、それができない、今難しいというふうにおっしゃいましたけれども、どうして難しいんでしょうか。

△今井子ども家庭部長 難しいときはありましたけれども、今は少し前進しているのではないかと考えております。

○朝木委員 すぐに一緒に連携してやっていただきたいと思うんですが、そのできないというのが私どうしてもわかりませんが、直ちに、こういう請願も出ていることですから、直ちに連携して研究をしていただきたいと思います。

△今井子ども家庭部長 率直に申し上げて、我々も昨年から余裕教室の利用をさせてくださいというお願いとか、これはもう結構前からもしているわけですけれども、実際に教育委員会と学校の職員と一緒に回りました。ただ、今学校の使い方が、ある意味では、今まで普通教室で使っていたところをコンピューター室とか、ランチルームとか、そういうところで使っておりますので、現実問題として教室が、余裕教室としてなかなか我々のほうに利用させていただけない現状も認識しました。

  児童クラブがどうしても、我々もふやしたいというところは、やはり学校自体も新たな教室を確保しなきゃいけないということで、そういう意味では、学校側もやはり厳しさはあります。そういう意味では、なかなか話がうまくいかない理由というのはそこにあるのではないかと考えておりますけれども。

○朝木委員 結局、今余裕教室がないというふうなお話も、ランチルームに使っているとか、コンピューター室に使っているという話も、結局、学童というか、放課後事業を視野に入れて采配しているんじゃなくて、初めからそれがないものとしてやっているわけですから、それは、すぐに貸してくださいといっても、今はあきがありませんということにもなるのかなというふうにも思うんです。

  なので、一日も早く、教育委員会と一緒に、別の問題として考えるほうが、やはり市民からするとわかりにくいんですよ。どうして学校に通っている児童の問題を、そうやって全くばらばらで、本当に縦割りですよ。何でこんなことになっているのかなというふうに私もずっと思っているので、これについては、一刻も早く、教育委員会と一体的に研究をしていただきたいと思います。

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